加温機とは

トラックの荷室であるコンテナ内の冷凍機にエンジンの不凍液を循環させることや電気的なヒーターを入れること等により、冷凍冷蔵の他、暖房の機能を備えた装置の事です。

丹精込めて作られたお弁当。せっかくなら作ったときのおいしさを損なうことを最小限にお店へ届けたいですよね？

加温機のメリット

お弁当やおにぎりなどで使用している米飯は適切な温度を保つことでふっくらおいしい状態でお店に届けることが可能となります。この温度を保つために加温機が重要な役割を担うこととなります。

加温機の種類

・温水加温装置式

　温水加温装置式はエンジンの冷却水を冷凍機に回し、冷却水の水温を利用し、温風を出す機構。

　能力的に高く、効率的に荷室を温めることができる。

　デメリットとして冷却水の詰まりで故障したり、漏れることで商品を破損することがある。

　当社の車両ではこの機構を採用しております。

　故障等起こさぬよう、メンテナンスを欠かさず行っております。

　後付け例（日本ラッセルブログ）

・ホットガス式・ヒートポンプ式（トプレック株式会社）

　ホットガス式・ヒートポンプ式はその名の通り、冷風・温風両方をガスで制御する機構です。

　すべてがガスである為、漏れによる商品破損が起こりません。

・熱線式

　熱線式は冷凍機の他に電気的に熱せられた熱線に風を送ることで荷室を温める機構です。

　他の機構より能力は低く、効率が悪いとされております。