港北区をはじめ全国各地には多くの食品運送会社があり、生産地で取れたてのものが、すぐに冷凍車や冷蔵車で日本各地へ運ばれています。現代の食卓には新鮮な食材、チルド品や冷凍品が欠かせなくなっており、その輸送を担うのが2室式冷凍車です。この消費者のもとに手早く届くシステムはどのようにしてできあがったのでしょうか？

また、それを可能にした冷凍車の歴史はどうなっているのでしょうか？ここでは冷凍車と保冷車の違いや冷蔵タイプと冷凍タイプを併せ持つ、食品運送における2室式冷凍車のメリットについて詳しく解説していきます。

現在のコールドチェーン（冷凍輸送）と呼ばれる配送システムの礎を築いた人がいます。それが日本で初めてこの仕組みを考え出し、国産第1号の冷凍車を作った富永シヅさんです。

福岡運輸株式会社の創業者となっている彼女は、戦後まもなくひもじい思いをする国民のため、水産の食料確保を底曳き網漁業で再開しました。漁獲した魚はいくらでも売れ、水産会社の経営は順調に伸びていきます。

そんな中、駐留米軍から板付基地周辺部隊へ、食料を定温輸送してほしいという依頼が舞い込みます。彼女がそこで見たものは、身の丈の2倍もある大きな冷蔵庫でした。これを見た彼女が冷蔵庫をトラックに乗せて走ることを思いついたのが出発点です。

矢野特殊自動車という頼れるパートナーの協力も得られ、1958年にはわが国初の畜冷式冷凍車が完成しています。

2室式冷凍車はその名のとおり冷凍機を2台備えてある食品輸送車を指し、冷凍品と冷蔵品を同時に運送することが可能となっています。本来であれば冷凍食品と冷蔵食品を運送する際は、冷凍車と冷蔵車の2台を手配しなければならないので、その分コストが上がってしまいます。

しかし現在では、2室式冷凍車の登場により、冷凍食品と冷蔵食品を1台で配送することが可能となっています。2室式冷凍車を使用することにより、徹底した温度管理を行うことができるため、大幅なコストダウンを実現しつつ、広範囲での冷凍品や冷蔵品の運送ができる点が大きなメリットといえます。

港北区の食品運送会社、株式会社ケーシンでは幅広い食品輸送車に対応しており、温度管理が難しいとされるアイスクリームの輸送にも対応しています。

今では、多くの人々が新鮮な食材を必要なときに簡単に入手できるようになりました。これは冷凍食品や生鮮食品の流通が便利になったからともいえます。

ここでは冷凍車と保冷車の違いについて見ていきましょう。通常のトラックと比べ内部構造が異なる冷凍車や保冷車は、どのように食品の鮮度維持の温度を保っているのでしょうか。

冷凍車の活躍により、生産地で取れたものが日本の隅々まで運ばれ食卓に並ぶようになりました。現代の食卓には生鮮野菜をはじめ新鮮な魚介類や肉類、チルド品や乳製品のアイスクリームは欠かせないところです。

港北区の食品運送会社、株式会社ケーシンではその輸送を担っています。港北区で食品運送会社をお探しの方は、株式会社ケーシンへご相談ください。